おはようございます。
あの有名なノストラダムスの終末の予言の日は、
たしか１９９９年９月９日だったような気がしますが、
一時は大変なブームでしたね。
今日は９月９日、重陽の節句です。
重陽（ちょうよう）とは五節句
「人日(じんじつ)（一月七日）・上巳(じようし)（三月三日）
・端午(たんご)（五月五日）・七夕（七月七日）
・重陽（九月九日）」の一つで、９月９日のことをさします。
旧暦では菊が咲く季節であることから
菊の節句とも呼ばれます。
皇室の紋章ともされている菊は、
まぎれもなく日本を代表する花といえますが、
節句には春の桃、初夏の菖蒲、
そして秋の菊と季節を代表する花が配されています。
他の節句同様、重陽の節句も中国伝来の祭日です。
中国の思想、陰陽思想では、奇数は陽の数であり、
陽の数の一番大きな数字の9が重なる日なので
「重陽」と呼ばれ、この９が二つ重なる９月９日は
大変めでたい日とされていました。
そういえば、中国の車のナンバーは９９９９が最高とか。
また、早朝に菊花にたまった朝露を飲むと
長寿によいといわれます。
古事に習って早咲きの菊の花を酒に
浮かべて長寿を願い、ほどほどに飲む、
というのも風流なのでは。
日本では食用の菊花もさかんに栽培されています。
日本で菊を食材とするようになったのは
室町時代のことらしく、
現在では青森県、さまざまな菊料理がつくられています。
菊料理で月見で一杯如何ですか！！