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「時間価値」

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おはようございます。
一面的な見方かもしれませんが、
プレジデント に次のような記事がありました。
参考にしてください。

アップロードファイル 147-1.jpg

『 「時間価値」
~年収1千万円の人はなぜ郊外に家を買ってはいけないか
「都心に比べ、郊外の家は安い」
確かに値段だけを比較すればその通りだが、実はこれが大間違い。なぜなら「時間価値」という概念が抜け落ちているからだ。
時間価値とは「時は金なり」ということだ。
サラリーマンは労働時間を売っている。
もし年収1000万円の人が通勤に往復3時間かけているとしたらどうだろう。
年間250日働くとして、1日の稼ぎは4万円。
1日8時間労働とすれば時給は5000円。
時給5000円の人が通勤に3時間かけているということは、
毎日1万5000円を浪費しているに等しい。
通勤時間を少しでも有効に使おうと確実に座れる
始発駅の近くでの住居を狙うと、かなり遠い場所になる。
茨城県の牛久や埼玉県の鳩ヶ谷、熊谷あたりだ。
このように地名に動物の名前がつく“動物園都市”を
はじめとした郊外が、この先悲惨なことになっていくのは確実だ。
わが国の人口は今後、減少の一途をたどる。
ということは家が余る。いまでも全国で760万戸が供給過剰だ。
したがって今後は住宅価格が下がり、
いままで手を出せなかった都心の物件に住む人が増える。
わざわざ不便な郊外に住む人はいなくなる。
また住宅を持っているだけで値上がりするのは、完全に過去の話。この先値上がりするとしたら超都心の物件1%程度だろう。
自分が通勤するわけではないから、都心から遠くても広い家が
ほしいという“昭和妻”の言いなりに郊外に家を買ってしまった
人には気の毒だが、いまや埼玉や千葉の家は
資産としての価値が激減している。
売るにも売れずローンだけが残る“生涯監獄”となっているのだ。それでも「郊外は緑が豊かで環境がいい」とか、
「物価が安い」と思うかもしれない。
しかし緑が豊かという事は、土地の利用価値が少ないという事。
物価は安いかもしれないが野菜が10円や20円安いくらいでは、
ローンの含み損にはとても追いつかない。 
しかもこれから郊外は不便になる。
小売りのチェーン店が撤退していく兆しがあるからだ。
現状でも郊外のスーパーは供給過剰だし、
決して高所得とはいえない郊外の住人を相手にするのは
商売として合理的ではないからだ。
郊外からチェーン店が少なくなると離れた場所に
買い物に行かねばならず、
いちいちガソリン代やタクシー代、電車賃がかかる。
むしろ高くつくのだ。また企業は急速に福利厚生を廃止している。全額払われるのが当然だった通勤手当も
例えば「一律5000円まで」となる可能性もある。
そうなれば昭和妻を説得してパートに出そうとしても
近所に働き口もなく、通勤すれば交通費がかかってしまう。
そして意外な盲点が子供の大学だ。
郊外の自宅から通える大学は限られる。
下宿させればまた出費が増えてしまう。
「トリレンマ世代」と呼ばれる現在30代の人たちは特に危険だ。
彼らは晩婚だから、これから結婚して家を買おうという人が多い。彼らが定年を迎えるころは、年金支給開始年齢が
70歳に引き上げられるだろうから10年間は収入ゼロになる。
それなのに、そのころ子供が大学に進学する。
しかも親の介護問題も起こる。
ということは無収入のところへ、ローン、学費、介護の
トリレンマ(三重苦)を抱えることになってしまう。
もうおわかりだろう。郊外の家ほど高い買い物はない。
それでもどうしても郊外に家を持ちたいという人を止めはしない。このマイナス成長時代に家を持つのは
田舎にダムを造るようなもので、いわば“一人公共事業”。
ある意味、立派な心がけだからである。』とある。
将来は分かりませんが、
ある意味あったているところもあるような気がする。