記事一覧

叫び

アイコン

おはようございます。
ノルウェーの画家ムンクの代表作「叫び」を、
オークションにかけると発表されました。
64億円を超える値段がつく可能性があるという。
凄いですね!!
競売にかけられるのは、4種類ある「叫び」のうち、
最も色彩が鮮やかなパステル画のバージョンらしい。
私はこのムンクの『叫び』について、
つい最近まで解釈を誤解していました。
(というか、あまり深く考えたこともありませんでしたが)
ムンクの『叫び』は「橋の上の男が叫んでいる」のではなく
「橋の上の男が自然の叫びに耐えかねて耳を押さえている」
様子を描いた絵なのです。

アップロードファイル 291-1.jpg

そういえば、確かに耳をふさいでいますね。
男の手が頬にあるのではなく、耳をふさいでいることがわかります。
実は、画家ムンクは、共感覚の持ち主であったと言われています。
共感覚とは、「数字を見ると色がついて見える」
「緑色を見ると音楽が聴こえる」「音に色を感じる」
「形に味を感じる」といった、ある刺激に対して
通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる
一部の人にみられる特殊な知覚現象のことをいうらしい。
ムンクの『叫び』が生まれた経緯は、
ある日、フィヨルドの近くを歩いている時に
「自然をつらぬく、けたたましい、終わりのない叫びを聞いた」
とムンク自身が語っていて、その経験を絵画化したものらしい。
やはり、天才は違いますね!!
私も女房の「叫び」に耳をふさいでいます。
(おれも天才?)(意味違うだろう!!)