おはようございます。
夏野菜と言えば、ナスですね。煮ても焼いてもいい。
これを冷やしてたべれば、なおおいしいですね。
柔らかく暑さを忘れさせる食感に、
ついつい酒に手が伸びてしまいます。
このナス、栽培するには水をたっぷり与えないと
柔らかく育たないらしい。
だから手間がかかる。
水を与えられなかったナスは、如何にしても硬くなってしまう。
「煮ても焼いても食えない」とはこのことか。
今朝はなすにまつわる言葉です。
「ボケナス」という悪口の言葉がある。
語源は、一株から濃い紫色の実が多くなる中、
薄い色の育たない実を差して生まれたと考えられている。
「オタンコナス」という悪口の言葉もある。
語源その1
「おたんこなす」もとは「おたんちん」という語が変化して
「おたんこなす」になったらしい。
「おたんちん」とはそもそも江戸の新吉原(要は遊廓街)
での言葉で、遊女達が嫌な客のことをこう呼んでいたという。
おたん=御短 ちん(珍)=こなす(小茄子) って意味らしい。
ようするに下ネタなのです。
語源その2
「おたんこなす」は「出来そこないの茄子」から
来ているそうです。って事は、「おたんこ」は
「出来そこない」になるわけです。
語源その3
おたんこなすは「炭鉱の茄子」の略で、灰をかぶった
炭鉱エリアの茄子は売り物にならないことから
先述のような意味になったという説もある。
どちらも確たる出所がわかっていないため断定は出来ないが。
ついでに、「秋茄子は嫁に食わすな」の言葉について、
これは、こんなに美味しい茄子を嫁に食わせる事は無い
と言う姑の言葉の様に聞こえますが、
秋ナスは種子が少ないから・・・・つまり子供が出来にくくなる
という言い伝えなのかもしれません。
茄子をたくさん食べると婦人病になるという
言い伝えもあるようです。
そんな「茄子」ですが、「茄子」の語源は、
「為す」という説があるそうです。
茄子は瓜科の植物ですが、
ウリの花は無駄花(咲いても実のならない花)があるけど、
茄子の花にはそれがない、
つまり茄子の花は実をなすということです。
こんな諺があります。
「親の小言と茄子の花は千にひとつの仇もない」
また、ナスにも「一富士、ニ鷹、三なすび」と、
いい意味で使われることもありますね。
でも、なぜ三番目にナスがくるか知っていますか?
それはね、徳川家康が、三保の松原で、
ナスの早場ものを見て、値段を聞いて驚き、
「駿河で高いものといったら富士山と鷹山(愛鷹山)
のみと思っていたら、ナスもずいぶん高いものだ。」
と言った事に由来するそうです。
そんなナスですが、
まあどこの組織にも「ボケナス」はいるものだ。
致し方ないとしよう。
でも一国の***がこれでは困ったものだ
皆さん、夏野菜でうまい酒で飲みながら、
ボケナス政談でもどうぞ。